学長の挨拶

長年、培ってきた人格教育とキリスト教精神を礎に豊かな個性をもつ女性を育成します

学長 作野理恵

 “To The Glory of God” (「神の栄光のために」) という建学の理念の下、1950年からの70年間、キリスト教主義に基づく女子教育を実施してきた本学ですが、非常に残念ながら2020年度が最終年度ということになります。
 現在の情報社会が更に進化した「Society5.0」、つまりIoTやAIに依り、物や情報、支援等が必要な時に得られる社会を、国は未来社会として提唱していますが、それは確かに若年層の減少時代に求められる一策かも分かりません。けれども、情報社会が万事を解決する訳ではありません。
 昨年度来、猛威を振るっている新型ウイルスとの遭遇で、人間は自分たちの無力さに直面しました。現代科学の粋を集めても人命を守り切ることの出来ない現実を突きつけられています。
 今年度、プール学院短期大学は創立70周年を迎えます。 この70年の歴史を通してプール学院短期大学が受け継いできたのは、キリスト教精神を礎とした豊かな人間教育の伝統です。その中で大切なことは、人間の力の及ばない、人知を越えた大きな力に対し畏敬の念を抱いて、学問や人との関わりに精進をするという精神です。大きな力の前で謙虚に他者を認め、尊重していく心です。
 本学では、両学科における専門知識・技能の習得と共に、社会や世界が抱える問題と向き合い、地域や他国の人々と出会う機会を多く提供しています。 関わりを与えられている周りの人々、関わってはいなくとも情報として知っている世界の人々の背後に神が居られることを覚えて、それらの人々の平和で幸せな人生の実現の為に心を尽くすことを目指す、これこそが人間にのみ託されている生き方だと考えます。
 2020年度も本学は、神のご栄光を顕す器として、神が讃えられ、その神がお創りになった人間一人ひとりに敬意が払われ、大切に受容される世の中の実現に少しでも貢献が出来ることを望みながら、教育・研究活動に邁進いたします。 在学生たちが自信と誇りをもって学生生活を送ることが出来る為の最善の配慮と支援を、教職員が心を一つにして行ってまいります。 引き続き、本学学生への、皆様方の温かいご理解とご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。