学長の挨拶

130年を越える教育の伝統が育てる魅力溢れる人材

学長 蔵田 實

20世紀に大きく進歩した科学技術は、今世紀に入ってもその勢いは衰えることなく、さらに高度な進化を遂げつつあります。SNSなどの情報通信、iPS細胞などの再生医療分野や遺伝子工学のめざましい発達は、経済や社会のあり方や、私たちの生活様式にも急激な変化をもたらしています。また、グローバル化やボーダレス化が進展するとともに、社会はますます多様で複雑になり、将来を見通すことが難しくなってきました。こうした状況のなかで、未来に向かって積極的に社会に関わろうとする皆さんに、いま、何が求められているでしょうか。
もちろん、社会で活躍するための知識や技術を養い、人生を豊かに生きるための教養を深めることは言うまでもありません。しかし、変化の激しい時代においては、これまでの常識や考え方ではなかなか通用しないこともあるでしょう。他人の成功をまねても自分が成功するとは限りませんし、ある地域や国でうまくいったことが必ずしも別の地域や国でうまくいくとは限りません。マニュアルどおりのやり方だけでは通用しないのです。そこで大切なのは、「個性を磨く」という人格教育の原点です。多様な個性をもった人々が、それぞれの個性を活かすことで、これまで誰も思いつかなかったようなやり方や考え方が生まれ、社会の新しい地平が見えてくるのではないでしょうか。

プール学院大学は、これまで培った一人ひとりを大切にする人格教育の伝統を礎に、個人を尊重し、個性を伸ばす教育を実践しています。本学で学び、豊かな個性を磨いた卒業生が、その個性を活かし、新しい時代に向けて大いに活躍することを期待します。